お揃いのウサギのカップを持ち出して。
癖の強いタバコと雑誌、お気に入りの絵本を机に広げた。
時折思い出したように、お互いのことを話した。

負けんなよ。負けないよ。空がきれいだ。綺麗だね。
いつかあなたの好きな音楽を生で聞きたい。
いつかあんたの好きなカフェで茶を飲みたい。

恋をしよう。喧嘩をしよう。笑いあおう。
全部しようと。柔らかな笑顔で指切りした。

なのに、今は癖の強いタバコと1つのカップ。
あんたはもうここには来ない。



なぁそっちはどうだい?ここは相変わらず空が綺麗で温かいよ。